Fairlady Zcar owner's network [FALCON] ラジエターファンの強化! |
ラジエターファンの強化! |
フェアレディZはフロントノーズがかなり低い位置に設計されています。
狭いエンジンルームにギュウギュウにVGエンジンがマウントされています。
フェアレディZのエンジンルームの熱のこもりは有名で冷却をおろそかにすると
すぐにオーバーヒート等の不具合が続発します。
私のZも点検してみました。ラジエターキャップを外してみてみましたが、
色が薄くなっており濃度が低そうです。また、リザーブタンクを見てびっくり!。
量測定ゲージに錆のようなものがついていました。
早速交換開始です!。
しかし!これが意外と難しい!。軽い気持ちではじめましたが、
結局、半日以上かかるAランクの難しさ!。
落とし穴が3つありました!。あなたも落とし穴に落ちていませんか?。
大変です!。緊急追加更新(2001/07/01) |
大変なことがわかりました!。 冷却水のリザーバータンクです!。 錆びの巣です。 必見の追加更新!。下のほうをご覧ください リザーバータンクの冷却水の交換。 |
まず、 エンジンが冷えているのを確認してからフィラーキャップを外して、 ラジエターのドレンプラグを外してラジエター内の 冷却液を抜きます。 NAはフィラーキャップが真ん中にあります。 TwinTurboは向かって右側にあります。位置違います。 危険! 交換はエンジンが冷えている時に行ってください。 エンジンが暖かい時は冷却水に圧力がかかっている場合があります。 フィラーキャップから冷却水が吹き出る場合がありますので フィラーキャップをあける時は注意してください。 |
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ドレンプラグはラジエターの左下のほうにあります。 写真はNA(第2期)のラジエターです。 Twin-Turboとは少し違いますが、 基本的には同じようなところにあります。 |
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上の写真の赤丸を拡大した写真です。 これが冷却水のドレンプラグです。 これを外すと冷却水が出てきます。 ここでこのメンテナンスの落とし穴があります。 このドレンプラグがなかなか外れません!。 |
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フェアレディZはドレンプラグを外す為に このようにフロアに穴があります。 この穴から手を入れてドレンプラグを外すことになります。 ココまではよく設計できているのですが、 ココからが大変!。 ここに手を入れるとわかりますが冷却水のパイプが 邪魔でドレンプラグが外しにくいのです。 またドレンプラグはプラスチックでできているのですが パッキン等の影響で非常に硬い!。 本当に回りません。何とか力で外しましたが、指が痛くて 大変でした!。嫌になります。 |
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これがやっと外れたドレンプラグです。 外す場合は、まず透明のチューブを外さないと外しにくいです。 冷却液が出なくなりましたら、再度このドレンプラグを締めて 冷却液を入れます。 締める時も硬い!。 本当に指が痛い!。 |
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(図はフェアレディZではありません) 図のように冷却水はラジエター内以外に エンジン内部にいっぱい入っています。 ドレンプラグで抜ける冷却水は ラジエター内部のみです。 フェアレディZの場合は ラジエター内部に4割しかないのです。 残りの6割は エンジン内を走るパイプの中です。 これが問題です。 |
さて、第一難関が終了し冷却水を入れます。 入れるときはペットボトルを使うと便利です。 とことで、フェアレディZにはどれくらいの量が入るのでしょう?。 取扱説明書によると冷却水容量は10リットルです。 (ターボ、NA共通) 本当に10リットルも入るのだろうか?。 先ほど10リットルも出てきたかな?。 冷却水交換落とし穴その2。 とりあえず、1.5リットルのペットボトルでただの 水道水を入れてみましょう!。 するとどうでしょう!!。 約4.2リットル水を入れたらあふれてしまいました!。 びっくりです。 痛い指を我慢して確かめる為もう一度ドレンプラグを外して もう一度入れてみました。 やはり4.2リットルであふれてしまいます!。 と言うことは4.2リットルしか抜けていないのか? なぜか?。 冷却水はラジエター内だけにあるのではないのです。 冷却水の目的はエンジンを冷やす為のものですので、 エンジン内に走っているパイプの中に残っているのです。 しかも半分以上の5リットル以上も!! このまま交換しても半分以下しか交換したことにしかなりません。 半分以上古い冷却水が残っていることになります。 このままではダメです。 ポイント! 本当はシリンダーブロックのドレンプラグを外したり 冷却水のパイプを外すなどして全て抜かなければ 10リットルは出てきません!!。 しかし、車屋さんに交換をお願いすると普通は4.2リットル抜いただけで 新しい冷却水を入れて終わりでしょう?。 これ以上抜いてくれる親切なところは普通はないでしょう?。 工賃を払ってこの程度の交換では納得いきませんね。 そこで!ココでは簡易的に冷却水を全て入れ替える方法を教えます。 |
4.2リットル抜いた状態でただの水道水を入れます。 この状態でまたドレンプラグを外しただけでは 今入れた水道水が出てくるだけです。 まったく意味がありません。 水道水を入れた状態で5分程度走行します!。 冷却水をエンジンの内部を循環させます。 危険! ここで、フィラーキャップを外す場合は エンジンが温まっているのでもしかすると冷却水が 吹き出る可能性があります。 写真のようにタオルをかけて少し回してください。 もし吹き出そうな場合は再度締めて、 冷却水が冷えるのを待ってください。 大丈夫そうでしたらそのまま外してみてください。 |
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先ほど入れたときは無色透明の ただの水道水を入れたにもかかわらず、 5分の走行で開けてみましたら薄い緑色になっていました。 エンジン内部の古い冷却水と混ざって出てきました。 まだまだ残っています!。 再度ドレンプラグを外して冷却水を出します。 危険! 走行した直後なので80℃くらいの冷却水が出てきます。 そのままですと火傷します。注意ください。 ポイント! この状態の冷却水の抜き方のポイントは 水道水を出しながらドレンプラグを外します。 また、フィラーキャップをつけたまま外します。 こうすることにより、熱い冷却水は少ししか出てきません。 また出てきた熱湯は流している水道水により冷やされることにより 熱くありません。 |
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私はこの走行しては冷却水を抜く作業を3回繰り返しました。 3回繰り返してやっと走行後の冷却水の色が 透明になりました。 これで冷却水はエンジン内部も含め 全て新しい水道水になりました。 しかし、このままでは3日でラジエター内は 錆びだらけになってしまいます。 冷却水がすべてきれいな水道水になったところで 最後にドレンプラグを外し約4.2リットルのラジエター内の 冷却水を抜きます。 さて、ココからがまた落とし穴の登場です。 LLCの濃度の問題です。 フェアレディZの冷却水容量は10リットルなので 濃度は一般的に以下の通りです。 寒冷地は50%濃度(-35℃まで凍らない) その他の地方では30%濃度(-15℃まで凍らない) 10リットルのうち約5.8リットルが水道水のまま抜けていません。 ここで、30%濃度のLLCを入れると 全体が混ざってしまうとかなり濃度が薄い状態となります。 ですから、LLCはラジエターに入れる前に濃度を調整するのは 間違っています。 10リットルの容量ですので30%にするには3リットル のLLCが必要です。 3リットルを原液で入れます。 入れる場合はペットボトルを加工して利用すると便利です。 写真のLLCは2リットル用ですので2本必要です。 |
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LLC濃度はそれほど神経質になることはないので、 適当に原液を3リットル入れます あとはいっぱいになるまで残りを水道水で補充します。 これで、内部の冷却水は 3リットルのLLCと 7リットルの水道水 のはずです。 あとは最後に内部で混ざり合うように十分走行します。 十分走行した後です。 少し薄いか?。 あとはリザーバータンクの量を確認して終了です。 いや〜意外と大変でした。 何回も入れては走行、また抜く作業を繰り返し 結局半日かかりました!。 しかし、適当に4.2リットルしか交換しない 車屋さんの作業に比べて満足の行く交換となりました。 自分でやってみる価値ありです!。 |
リザーバータンクの冷却水の交換!。 | |
た、た、大変です。 大変な落とし穴がありました!。 フェアレディZは冷却水のリザーバータンクが エンジンルームから見えません!。 ここが落とし穴です。 皆さん、冷却水の交換でリザーバータンクを見落としがちです。 私も見落としていました!。 気になったので取り外してみました。 リザーバータンクは写真の位置にあります。 タイヤとタイヤハウスのカバーを外します。 奥に見えるのがリザーバータンクです。 この状態で液量を確認しようと見たのですが、 なんだか汚れていて良く見えません?。 とりあえず取り外しましょう!。 |
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リザーバータンクを取り外す場合には まずボンネットを開けて赤丸のネジを外します。 これを外すと注入口ごと上に引き抜きます。 |
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実はリザーバータンクとこの注入口は 2分割できるのです。 この注入口丸ごと上に引き抜けます。 |
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次にタンクを取り外します。 上の注入口とはオレンジのラインのところで 分割されています。 取り外す場合には赤丸の部分にネジがありますので この3箇所のネジを取り外します。 黄色の丸の部分ですが、 ここはリザーブタンクとラジエターを繋いでいる ホースです。 このホースを取り外すとタンクが取れます。 当然ですが、ホースを取り外すと タンクにたまっています冷却水が出てきます。 |
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これが取り外したリザーバータンクです。 ただのポリタンクです。 ホースを取り外した時点で タンクにたまっていました冷却水が出てきましたので、 中は空のはずですが 見た目よりも結構重量がありました!。 なんか変だな? と思ったのですが・・・・。 |
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さらに、口の部分を覗いて見ると 口の部分は錆びがついていますし 嫌な予感?。 ま、とりあえず中を洗おうと水を入れてみました。 すると!!!!!、ビックリの結末が!!!!!。 |
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さ、錆びが出てきました!!。 ビックリです。最悪です!。 タンクの中は錆びだらけです!。 はじめ取り外す時は、 きれいな緑色の冷却水が出てきたのですが 水を入れて振って水を出してみると 錆びが出てきました!。 |
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もうすごいです!。 何度も何度も水を入れて洗っても 何度も何度もさびの水が出てきます。 瞬く間に駐車場は錆びの海です!。 30回くらい水を入れて洗いましたがどんどん出てきます。 やっとさびが出なくなりましたが、 中はまだ汚れています。 もう嫌になりまして、新品に交換することに決意!。 |
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本当にビックリです。 前回の冷却水の交換で冷却水はきれいになりましたが、 リザーバータンクは見落としていました!。 錆びはタンク底や内側に沈殿していまして、 そっとしておけば、溶け出さずにきれいな冷却水が循環 しているようなのですが、走行時の振動や、 80℃近い冷却水の循環で少しずつ溶け出して、 またこの錆びが循環するところでした。 しかし、すごいです!。 フェアレディZのリザーバータンクはかなり奥にあるので 普段目にすることはありません。 それが死角になり、何年も見過ごされて錆の溜まり場となります。 年式の古いフェアレディZのオーナーの皆さん 必ずチェックしてください。すぐに!!!!!!。 新品に交換をお勧めします。 |
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古いタンク(左)と新品(右)です。 左はもう捨てて、新品を購入して取り付けました!。 リザーバータンクの部品は 部品aF21721-30P00 価格:3980円 です。 |
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新品を取り付けた状態です。 周りと違和感があるくらいきれいです。 |
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新品のタンクに冷却水を入れました。 古いタンクの時には汚くて、 どこまで冷却水を入れたかわからなかったのですが、 新品タンクではきれいにわかります。 このくらいの量でLHラインの真ん中くらいなのです。 タンクの下のほうでちょうどいいということです。 つまり、冷却水は状況によってはかなり戻ってくると言うこと ですね。 また、ふたについているゲージは結構いい加減ですので タンクで確認することをお勧めします。 |
循環式冷却水交換方法の紹介(NULLさん紹介) |
用意するもの 1、ポリタンク、ホース、ゴム線、タンク台の道具が必要 2、10リットルくらいのLLC エンジンより高い位置に設置された透明なポリタンクに20L程度の水を入れる。 ラジエターキャップを外しポリタンクに接続されたホースをキャップ穴に入れる。 ラジエター側のアッパーホースを抜きラジエター側に目クラ蓋をする。 外したアッパーホースに延長ホースを取り付けエンジンルームから外へ出す。 アッパーホースから戻ってきた冷却水は外へ垂れ流しで捨てます。 この状態でエンジンをかける。すると入っていた冷却水が延長ホースから出ていきポリ タンクより水がラジエターに吸水されていきます。 ポリタンクに水を補給しながら、出てくる冷却水が透明になるまで待ちます。(回転を上 げると早いです。)透明になった時点で、エンジン内部に残っていた冷却水が全て抜け たことになります。そこでポリタンクに冷却水を入れ今度は冷却水が出てくるまで待つ。 冷却水が出てきたら、ポリタンク内の冷却水濃度を調節し20L程循環を続けます。 これで、指定された濃度の冷却水が完全に入れ替わったことになります。 エンジンを止め、ラジエター側の目クラ蓋とアッパーホースの延長を素早く取り除き 元の状態に配管します。この時に少しエアーが入ってしまいますがアイドリングし時間を かけてエア抜きをすれば完璧です。 上記の作業時間は、約15分位です。(エア抜き時間は除く) ちなみに自作も可能ですよ!ポリタンクと1m程の台(ポリタンク置き場)延長ホース 2本、目クラ蓋用のゴム栓。水道。 アッパーより出てきた冷却水はポリタンクに戻さず 全て下水に垂れ流しの状態で作業しています。その為、 エンジン内部が完全に水になった状態で、ポリタンク内20L の冷却水濃度を30%にし水を補給せずに15L位循環させます。 残り5L程度になったらまた水をポリタンクに補給し濃度を調節 します。この作業を3回〜4回(GSに作業を依頼すると、この 作業は1回で終わってしまうでしょう....)行うことで濃度 30%の冷却水が約50L程、エンジン内部を通過した事になり 完全に冷却水を入れ替えることが出来ます。 |
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