Fairlady Zcar owner's network [FALCON] ブレーキホースをメッシュホースへ交換 |
ブレーキをリフレッシュする! ブレーキホースをメッシュホースへ交換 |
注意!危険!注意!危険!注意!危険!注意! | |
作業に関する注意! ブレーキに関する作業は特に注意してください。 ブレーキは車を停止させる最大の安全装置です。 作業に関しては必ず、慎重に行い、 自己責任でお願いいたします。 当HPはすべて責任を負いかねます。 一切の苦情、問い合わせをお断りします。 |
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注意!危険!注意!危険!注意!危険!注意! |
フロントブレーキホースをメッシュホースへ交換 | |
【なぜ?ステンレスメッシュホース?】 ブレーキタッチとは何か?ブレーキタッチを向上する。 ブレーキは、ドライバーのブレーキ踏んだ力を いかに効率よくキャリーパーに伝えて制動力にするかが ブレーキの性能とブレーキタッチ(ドライバーのブレーキの感覚) に影響します。 車の設計上、ドライバーの踏んだ力を効率よく ブレーキに伝える設計がされています。 理想は、ドライバーの踏んだ力を100とすると その100の力をすべてブレーキのピストンに伝え ローターとの摩擦エネルギーに変換することができれば完璧です。 しかし、実際にはドライバーの踏んだ力をすべて ローターの摩擦エネルギーに変換できていません。 いろんな部分にエネルギーロスがあります。 エネルギーロスの代表的なのは ブレーキホースの膨張です。 ブレーキホースの膨張がブレーキタッチを悪くして ブレーキの効きにも影響します。(下図参考) フロントブレーキホースのパイピングですが 今回交換したホースの部分(写真銀色のホース)以外は 実は、鉄製のパイプで構成されています。 ゴム製のホース部が弱いのです・・・ 今回この部分を膨張しにくいステンレス製の メッシュホースに交換します。 このホースはゴムのように変形可能ですが、 ステンレスの細い繊維で編みこまれているため非常に 膨張しにくい性質を持っています。 ブレーキの力をロスすることなくキャリパーへ伝えることが可能です。 |
【エネルギーロス】 エネルギーロスのひとつが ブレーキホースの膨張です。 ブレーキホースは車の中を何メートルも 走っております。 そのほとんどが膨張しない鉄製のホースです。 唯一、キャリパーの近くの上記写真の 銀色のステンレスメッシュホース部分が 純正状態ではコストの問題でゴム製です。 この部分は操舵部分なので動きます。 柔軟性のあるゴムが使われています。 ほんの数十センチの距離ですが この部分がブレーキタッチを損ねています。 このゴム製の部分を膨張係数の小さい ステンレスメッシュ製のホースに交換します。 |
【オイルの継ぎ足し作業】 作業を始める前にオイル面を確認してください。 ブレーキホースを取り外すと少しずつオイルが出てきます。 ブレーキマスターシリンダーのオイル供給部から オイルを供給しながら作業してください。 作業開始前はオイル面をMAXの位置にして作業を開始してください。 オイル供給部が空になるとオイル供給部から空気が入り始めます。 供給部から空気が入るとエア抜きが大変になります・・ 供給部のオイルのラインがMIN以上になるように 時々供給部を確認しながら作業してください。 |
【連結部の取り外し】 キャリパーの取り外しはブレーキパッドの交換を見てください。 鉄製のホースとゴム製のホースを連結している部分を取り外します。 ブレーキホースを取り外す場合は、 連結部は非常に高圧になるブレーキオイルな流れる ホースですので非常に硬く締め付けられています。 連結部の取り外しは十分注意して作業してください。 変な工具を用いますと連結部のねじ山をつぶす可能性があります。 しっかりした工具で作業を行って下さい。 ブレーキホースを全て固定した状態で連結部のネジを回します。 ネジが回るとブレーキ液が「ジワッ」と出てきます(吹出すことはありません。) ので下にオイルの受け皿を置いておく必要があります。 |
【工具紹介・・フレアナットレンチ】 ここに紹介するのは、フレアナットレンチです。 スパナのような形をしておりますが、少し違います。 ブレーキホースなど、パイピングの連結部のネジに使用します。 独特の面取り加工によってナットを傷つけることなく、 確実なトルクをかけることができます。 価格は500円くらいの安いものから3000円くらいまで いろいろあります。いい工具に越したことはないのですが・・ そんなに高い工具ではないので用意するといろいろ便利です。 【ご注意!】 通常スパナでは緩めることはできません。 ネジをダメにする可能性がありますので使用しないでください。 |
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【工具紹介・・ウォーターポンププライヤ】 ここに紹介するのは、 ウォーターポンププライヤーの一種です。 ブレーキホースの連結部は非常に硬く締められています。 万が一フレアナットレンチが使えない場合はここに紹介する ウォーターポンププライヤーの一種などを使って見てください。 ネジ全体をつかむ為、非常に強いトルクをかけることができます。 しかし、ねじ山を傷つける可能性がありますので 作業は、慎重に行ってください。 ブレーキホースの取り外し作業は注意してください。 |
【固定ピンの取り外し】 ブレーキホースの連結部のネジを緩めるのに成功したら 後は、ブレーキホースを取り外すだけです。 ブレーキオイルが少しづつ出てきますので なるべく早く作業してください。 ブレーキ液供給部を確認しながら作業して下さい。 ブレーキホースは写真のような平型のピンで 連結部で固定されていますので、この平型のピンを 抜取ります。 プライヤー等で挟んで引き抜けば抜けます。 差し込むときはたたけば取り付けできます。 |
【取り外した残り・・】 今回のオスタイプを取り付けた残骸です・・ ゴムホース部が取り外されました。 純正ゴムホースは曲がりの癖がついています。 |
リアブレーキホースをメッシュホースへ交換 |
【ステンレスメッシュホースの場所】 フロンと同様にゴムロース部分(赤丸)とキャリパーにつながる 鉄のホースの部分(青丸)があります。 フロントと同様の交換方法であれば赤丸のゴムホース 部分のみの交換でOKですが、メッシュホースは2種類あります。 【オスタイプ】 赤丸部、青丸部をすべて取り外し交換する 【メスタイプ】 赤丸部のみ交換する。 ここではホースの交換のみ紹介します。 キャリパーの取り外しはブレーキパッドの交換を見てください。 |
【オスタイプの取り付け例】 途中の連結部は省略します。直接キャリパーに取り付けます。 |
【メスタイプの取り付け例】 ゴムホース部のみ交換します。 |
【リアのホースの種類】 青丸のホースがオスタイプ 赤丸のホースがメスタイプ どちらがいいのか? 鉄のライン部分はメッシュホースよりも硬いため交換の必要はありませんので メスタイプでも、オスタイプでもいいと思います。お勧めはメスタイプです。 今回ご紹介するのはオスタイプですが、取り付けが難しいです。 キャリパー側が回転の自由度がないため、取り付けにコツが必要です。 また、多少ねじれを持ったまま取り付けとなります。 そのため、ねじれの力がネジが緩む方向で取り付ければ キャリパーの取り付け部が緩みオイル漏れの可能性があります。 取り付けの自由度があるメスタイプが良いと思います。 |
【ステンレスメッシュホース取り外し】 結合部は3箇所あります。 オスタイプは結合部1、結合部2を取り外します。 メスタイプは結合部1、結合部3を取り外します。 |
【オイルの継ぎ足し作業】 作業を始める前にオイル面を確認してください。 ブレーキホースを取り外すと少しずつオイルが出てきます。 ブレーキマスターシリンダーのオイル供給部から オイルを供給しながら作業してください。 作業開始前はオイル面をMAXの位置にして作業を開始してください。 オイル供給部が空になるとオイル供給部から空気が入り始めます。 供給部から空気が入るとエア抜きが大変になります・・ 供給部のオイルのラインがMIN以上になるように 時々供給部を確認しながら作業してください。 |
【ブレーキラインの取り外し】 ブレーキラインの取り外しの順番としては まず、赤丸の連結部分をフレアナットレンチで緩めます。 ホースを取り外すとオイルが漏れます。 取り外す際はこのようなフレアナットレンチを使います。 通常のスパナは利用しないでください。 ラインの結合部を緩めるとオイルが出てきます。 新聞等で地面が汚れないように工夫してください。 |
【固定ピンの取り外し】 ブレーキラインの結合部の緩めが成功したら このピン取り外して分離します。 リア側はこの上側のピンの取り外しが難しいです。 プライヤーが入るスペースがありません。 |
【固定ピンの取り外し】 こんな感じで、押して取り外します。 角に棒を押し当てると外れます。 |
【固定ピンの取り付け】 逆に取り付けるときはこのように足回りのアームを 支えにテコの原理ではめ込みます。 |
【固定ピンの取り付け】 逆に取り付けるときはこのように足回りのアームを 支えにテコの原理ではめ込みます。 |
【ゴムホースの取り外し】 キャリパー側とキャリパーとは反対側のホースを取り外しに成功したら オイルがたれるようになります。 作業の時間を稼ぐためにオイルが漏れないように 写真のように蓋をします。 |
【メッシュホースの取り付け】 メッシュホースの取り付けはメス型のホースは キャリパーを固定した状態で取り付け可能ですが、 オス型は取り付ける際にまずキャリパーとホースを固定する必要があります。 ここでしっかり締め付けます。 |
【メッシュホースの取り付け】 キャリパー側が取り付けができたら キャリパーを固定してキャリパーの反対側を取り付けます。 反対側はスペースが狭くて作業しにくいです。 まず、ラインと結合部を取り付けます。 手でねじ込んだ後は、 赤丸の部分が受け側にしっかりと入っているか確認してください。 【オスタイプの場合】 この受け部への取り付けにコツが必要です。 何もストレスなく取る付け可能であればいいのですが、 少し角度をまわして取り付けが必要な状況の場合は キャリパーの取り付けているネジ部が緩まない方向に ネジって取り付ける必要があります。 これを逆側にネジって取り付けるとキャリパー側の結合部が 緩む可能性があります。 【メスタイプの場合】 メスタイプの場合は比較的簡単です。 受け部に取り付けて特にコツも必要なく結合部を取り付ければ 問題ありません。 結合部の締め付けが完了すれば上記の写真のようにピンをセットします。 ピンをセットした後はフレアナットレンチで徐々に閉めこんでいきます。 オイルの漏れが止まるまでしっかりとねじ込みます。 決してナットをなめないように注意してください。 |
【メッシュホースの取り付け】 取り付け完了後はしっかりとエア抜きを行い 走行テスト後、オイル漏れが発生していないか確認してください。 エア抜きは「ブレーキオイルエア抜き」←ここを確認してください。 オスタイプの場合は、 この部分が緩まないように逆側の取り付けに注意してください。 定期的にオイル漏れを確認してください。 |
【取り外した残り・・】 今回のオスタイプを取り付けた残骸です・・ ゴムホース部(赤丸)と鉄ホース部(青丸)が取り外されました。 鉄ホースのガイド部分のブラケット(緑丸)も取り外します。 メスタイプの場合はゴムホース部分のみ残骸として 残ります。 ※写真ではキャリパーオーバーホールの 残骸も写っています・・ |
【ステンレスメッシュホースといえば・・】 今回はFALCONインポートパーツで販売されている グッドリッジ製のメッシュホースを使いました。 Z32専用でフロントは中間ブラケットが存在し リアはゴム部分のみ交換する両側メスタイプとなります。 取り付けが比較的簡単で、オイル漏れの心配がない為、お勧めです!。 |
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